タイヤの点検

タイヤの点検方法

タイヤ点検

点検項目

タイヤは路面と接する唯一の部品で、走行中でなくとも常に大きな負担がかかっていますから、安全のためには日頃から点検を行っておく必要があります。
タイヤが危険な状態のままで走行すると制動距離が伸びたり、走行中にいきなりバーストする恐れもあり、事故につながるため大変危険です。
タイヤの異常を事前に察知することは車の安全につながりますので、日常の点検はしっかり行いましょう。

溝の深さ

溝の深さが十分であるかをスリップサインなどにより点検してください。
スリップサインとはタイヤの使用限界サインで、タイヤの溝が磨り減って1.6ミリ以下になると現れます。
スリップサインが現れたタイヤはスリップする恐れがあり大変危険なため、法律によって使用出来ないよう定められています。
スリップサインはタイヤの側面に▲印がある接地面にあります。

空気圧

タイヤの接地部のたわみの状態により、空気圧が不足していないかを点検します。
空気圧は低すぎても高すぎてもいけません。メーカー指定の空気圧は運転席ドア開口部付近に明記されていますので、指定された空気圧に調整しましょう。
また、空気圧の調整はタイヤが冷えている状態の時に行いましょう。

偏摩耗

タイヤの接地面に極端にすり減っている箇所がないかを点検してください。
接地面中央部分だけが極端に摩耗したセンター摩耗や、ショルダー部分が極端に摩耗した片減りなどがないかチェックして下さい。
偏摩耗を予防するにはタイヤのローテーションを適切に行うことが大切です。

ひび割れ

タイヤの全周に著しい亀裂や損傷、クギ、石、その他の異物が刺さったりしていないか、また、タイヤの側面や溝の底にひび割れがないかを点検してください。
タイヤはゴム製品のため、経年変化を起こし時間とともに劣化しますから、古くなったタイヤはひび割れをおこします。
溝が残っていてもひび割れが発生したタイヤは危険ですので、要注意です。